支援内容
株式会社ハートネット新潟様は、新潟市西区を拠点に、食品・印刷物・日用品の包装・封入・封緘・梱包・保管を手がけられています。ダイレクトメールの封入封緘から通販の梱包発送、販促物の企画・制作まで、人手を要する手作業業務を一括して請け負うアウトソーシングのプロフェッショナルです。「お客様へ、心のこもったサービスと感動を提供します」を掲げ、多数の内職スタッフを抱える体制を活かして土日祝日の作業にも対応。短納期と品質の両立で、地域の企業を支えられています。
- ワイヤーフレーム設計: 「誰に何を伝えるサイトなのか」を定義し直し、情報の優先順位と各ページの役割を再構築
- Webデザイン・リニューアル: 社名の由来である「ハート」=心のこもった仕事ぶりを、見た目と読み心地に落とし込むデザイン刷新
- マーケティング戦略: 発注企業と内職希望者、2種類の来訪者それぞれに向けた集客導線の設計
- サーバー移管: 表示速度・安定性・更新のしやすさを見直し、サイト運用の土台そのものを刷新
支援のポイント
1. 「誰に何を伝えるサイトか」を、ワイヤーフレームから引き直す
コーポレートサイトが伝わらなくなる原因の多くは、デザインではなく情報の並び順にあります。
二層のターゲットを整理する: ハートネット新潟様のサイトを訪れるのは、封入・梱包を外注したい企業のご担当者だけではありません。新潟市近郊で内職の仕事を探している方も、同じサイトにたどり着きます。求めているものがまったく違う二者が同居している以上、同じ導線に流し込んでは双方が迷います。そこで事業紹介と内職登録(エントリー)を明確に別の柱として立て、トップページの時点でどちらの入り口に進めばよいかが一目で分かる構造に整理しました。
強みを「選ぶ理由」の順に並べ替える: 土日祝日も作業できること、社内で抱えるより無駄なコストを抑えられること、販促物の企画から発送まで一貫して任せられること——これらは同社が持つ明確な強みですが、羅列するだけでは判断材料になりません。発注検討者が意思決定する順番に沿って情報を並べ替え、そのままお取引の流れへつながる骨格をワイヤーフレームの段階で固めました。デザインに入る前に構造を決め切ることが、迷いのないサイトをつくる最短距離だと考えています。
2. 「心のこもった仕事ぶり」を、見た目と読み心地に落とし込む
手作業を請け負う仕事の価値は、スペックの比較では伝わりません。
社名の「ハート」を表現の軸に据える: 同社が掲げる「お客様へ、心のこもったサービスと感動を提供します」という姿勢を、デザインの中心に据えました。効率や価格の訴求に寄せるのではなく、人の手で一つひとつ確実に仕上げるという仕事の質感が伝わるトーンを設計。写真の選び方から余白の取り方、文字の大きさに至るまで、「丁寧な会社である」という印象が全ページで一貫するよう基準を揃えています。
読み手の不安を先回りして解く: 外注を検討する担当者にとって最大の不安は、「頼んだあと何がどう進むのか分からない」ことです。ご相談から見積り、発注、作業、検品、納品までの流れをステップとして可視化し、内職を希望する方にもエントリーから面接・登録・仕事開始までの道筋を同じ粒度で提示しました。次に何が起きるかが分かる状態をつくることが、問い合わせの心理的ハードルを下げる最も確実な方法です。
3. 集客導線と、見えないところで効く土台を同時に整える
サイトは公開してからが本番であり、その土台が弱いと施策のすべてが目減りします。
二つの入り口それぞれに集客を設計する: 「新潟 封入 外注」のように仕事を外注したい企業が探す文脈と、「新潟 内職」のように働き先を探す方が探す文脈では、届けるべき言葉も着地させるページも異なります。それぞれの検索意図に応じて受け皿となるページを用意し、問い合わせフォームとエントリーフォームという二つのゴールへ最短で届く導線を設計しました。受注と採用は同社にとって表裏一体であり、どちらか一方だけを最適化しても事業は回らないためです。
サーバー移管という、見えないが効く投資: リニューアルの成果は、ページが速く確実に表示されて初めて数字に表れます。今回はデザインの刷新と並行してサーバー環境の移管を実施し、表示速度・安定性、そして日々の更新のしやすさを見直しました。訪問者の目に直接映ることはありませんが、離脱を防ぎ、検索エンジンからの評価を支え、お知らせの発信を続けやすくする——公開後に効き続ける投資として、ここを後回しにしませんでした。
支援の成果
今回の支援では、見た目を新しくすることを目的にせず、「このサイトは誰の、どんな行動を後押しするためにあるのか」という問いから設計をやり直しました。発注を検討する企業と、働き先を探す地域の方。性質の異なる二つの導線を一つのサイトに無理なく同居させ、そこにハートネット新潟様らしい丁寧さを表現として重ねています。あわせてサーバー環境という土台を整えたことで、公開後も成果を積み上げていけるサイトへと転換しました。人の手で価値を生んできた同社の仕事ぶりを、Web上でも正しく伝わる形にすることが、今回の最大のテーマでした。
サイトURL: https://heart-nn.co.jp/